SETOUCHI MINKA

行ってみたい!美しい山口県の島。

今、国内外から熱い注目を集めるエリア「瀬戸内海」。日本でも屈指の美しさを誇るロケーションを彩るのは、約700以上もの個性豊かな島々。そこには数多くの観光スポットが存在するとともに、島に住まう人たちの穏やかな暮らしと文化が根付いている。人々が暮らす山口県の多彩な島々を紹介。

<取材・文/鎌田 剛史>

この記事を書いたのは…
瀬戸内民家シリーズの雑誌表紙

瀬戸内海沿岸の岡山・広島・山口・香川・愛媛・兵庫各県で家づくりを手掛ける腕利き工務店の情報に加え、瀬戸内の自然や気候風土、歴史、文化といった、瀬戸内で暮らす魅力を発信しています。さらに詳しく>

瀬戸内海に浮かぶ山口県の有人島23

3 方を海に囲まれた山口県には249 もの島が存在。そのうち瀬戸内側にある有人島は23。エメラルドグリーンのビーチが広がる屋代島(周防大島)や、「万葉集」にも詠われたロマンの島・祝島など、観光スポットとして人気の高い島も多い。温暖な気候も相まって、どの島にもおだやかでのんびりとした時間が流れている。

1.竹ノ子島(たけのこじま)

■下関市 ■面積/0.18㎢

彦島の北西端に位置し、両島が橋でつながっている。南東岸には造船所があり、西の端には「台場ヶ鼻通航潮流信号所」がある。

2.彦島(ひこじま)

■下関市 ■面積/10.6㎢

関門海峡に囲まれ、全国でも有数の人口を誇る島。島内には工業地帯が広がる。島東側の沖には巌流島として有名な舟島がある。

写真提供/山口県観光連盟

3.向島(むこうじま)

■防府市 ■面積/8.09㎢

本土と島を結ぶ「錦橋」は、大型船でも通れるよう90度回転する旋回橋。向島小学校の寒桜や本土タヌキの生息地でも有名。

写真提供/山口県観光連盟

4.大津島(おおづじま)

■周南市 ■周南諸島

■面積/4.77㎢

太平洋戦争時に人間魚雷「回天」の訓練基地があったことで知られる。多くの隊員が出撃した場所として、記念館と忠魂碑が建てられている。

写真提供/山口県

5.野島(のしま)

■防府市 ■周南諸島

■面積/0.73㎢

高さ約70mの台地状の島。港以外は断崖や岩場が続き、磯釣りのポイントが多い。春にはたくさんの桜が島中を桜色に染めている。

写真提供/山口県観光連盟

6.粭島(すくもじま)

■周南市 ■面積/3.33㎢

徳山湾南側の大島半島の先端にある。1935年に「小瀬戸橋」が架かり、本土と陸続きになった。フグの延縄漁発祥地としても有名。

写真提供/山口県観光連盟

7.笠戸島(かさどじま)

■下松市 ■面積/11.67㎢

本土とは「笠戸大橋」でつながり、車で渡れる。オートキャンプ場やバーベキュー施設などがあり、釣りやキャンプに多くの人が訪れる。

写真提供/山口県

8.馬島(うましま)

■田布施町 ■熊毛群島

■面積/0.7㎢

平安時代には馬の放牧地だったといい、「馬飼い島」が後に「馬島」になったとされる。海水浴場やキャンプ場には多くの観光客でにぎわう。

写真提供/山口県

9.牛島(うしま)

■光市 ■周南諸島

■面積/1.9㎢

春には山桜が、7月にはモクゲンジの黄色い花が島を彩る。絶滅危惧種のカラスバトが生息しており、島の貴重な自然が注目されている。

写真提供/山口県観光連盟

10.祝島(いわいしま)

■上関町 ■熊毛群島

■面積/7.68㎢

練り土と石を交互に積み上げ、表面を漆喰で固めた石積みの練塀が至る所で見られる。城壁のようにそびえる「平さんの棚田」も見所。

写真提供/山口県

11.八島(やしま)

■上関町 ■熊毛群島

■面積/4.16㎢

県最南端の地。平家の落人が流れ着き、島を開拓したといわれ、「船隠し」や「与崎」といった平家にまつわる地名も残されている。

写真提供/山口県観光連盟

12.長島(ながしま)

■上関町 ■面積/13.69㎢

室津半島の先端と「上関大橋」で結ばれている。島内5つの集落では、古き時代の雰囲気を残すノスタルジックな町並みに出会える。

写真提供/山口県

13.佐合島(さごうじま)

■平生町 ■熊毛群島

■面積/1.32㎢

南北に山がそびえ、島の大半が丘陵地で平地が少ない。澄み切った海と白い砂浜、緑の自然が豊かで、多くの釣り人や海水浴客らが訪れる。

写真提供/山口県

14.平郡島(へいぐんとう)

■柳井市 ■面積/16.56㎢

県内2番目に面積が大きい島。近海で採れる「平郡ダコ」は特産品で有名。「五十谷三島」「大嶽」「蛇の池」は「平郡三景」と呼ばれる名勝地。

写真提供/山口県

15.笠佐島(かささじま)

■周防大島町 ■周防大島諸島 

■面積/0.94㎢

江戸時代前期までは、柳井市にあった塩田で使用する薪の供給地だった。周囲は潮の流れが早い好漁場で、釣り人も多く訪れている。

写真提供/山口県

16.前島(まえしま)

■周防大島町 ■周防大島諸島 

■面積/1.09㎢

山が多く、中央部のくびれた部分に集落や漁港がある。東側には柱島群島などの島々を、西側には「大島大橋」を望め、朝夕の景色は格別。

写真提供/山口県

17.黒島(くろしま)

■岩国市 ■柱島群島

■面積/0.54㎢

海岸線は岩場がほとんどで、絶好の磯釣りスポットとして釣り人に人気。夏には海水浴やキャンプを楽しむ人たちも訪れている。

写真提供/山口県

18.浮島(うかしま)

■周防大島町 ■周防大島諸島

■面積/2.27㎢

周辺は好漁場に恵まれ、イワシやタチウオなど多くの魚が水揚げされている。イリコの加工場も多く、島の特産品として広く知られている。

19.沖家室島(おきかむろじま)

■周防大島町 

■面積/0.95㎢

周防大島との間は「沖家室大橋」でつながっている。昔から鯛などの漁業が盛んで、瀬戸内海における一本釣り漁業の先進地でもある。

20.屋代島(やしろじま)

■周防大島町 
■面積/128.31㎢

瀬戸内海では淡路島、小豆島に次ぎ3番目に大きな島。ホテルなどのリゾート施設が充実しており、毎年多くの観光客が訪れている。

写真提供/山口県

21.情島(なさけじま)

■周防大島町 ■周防大島諸島

■面積/1㎢

島の周囲は瀬戸内海屈指の好漁場で知られ、タイやスズキ、メバルなどの一本釣り漁業が盛ん。磯釣りに最適な岩礁も点在している。

写真提供/山口県

22.柱島(はしらじま)

■岩国市 ■柱島群島

■面積/3.12㎢

太平洋戦争時は島周辺が連合艦隊の泊地だった。南端と北端には白砂の美しい浜が広がっており、夏には大勢の海水浴客が訪れる。

写真提供/山口県

23.端島(はしま)

■岩国市 ■柱島群島

■面積/0.67㎢

島北部の砂浜や、南部の砂利浜は、海水浴や釣りに最適なスポット。北部を巡る道路からは、島特有ののどかな自然景観を楽しめる。

日本海に浮かぶ山口県の有人島7

山口県の日本海側にも美しい島々が存在。現在が人が生活している島は7つで、いずれもコバルトに輝く美しい日本海に抱かれ、人の手が入っていないダイナミックな自然景観が残る魅力的な島ばかりだ。

写真提供/山口県

1.見島(みしま)

■萩市 ■萩諸島

■面積/7.73㎢

山口県最北端の島。海岸線には、はるか昔から手付かずの玄武岩の断崖絶壁など雄大な自然が残る。クロマグロが釣れることで有名。

写真提供/山口県

2.大島(おおしま)

■萩市 ■萩諸島

■面積/3.00㎢

網漁を主体とした漁業が盛んな島で、県内離島の中ではトップの漁獲高。葉たばこ、ブロッコリーなどの農業の島としても知られる。

写真提供/山口県

3.櫃島(ひつしま)

■萩市 ■萩諸島

■面積/0.83㎢

安山岩で構成された溶岩台地による島で、海岸線は断崖絶壁が続くが、内陸部はほぼ平坦地でたまねぎや柑橘類の畑が広がっている。

写真提供/山口県

4.相島(あいじま)

■萩市 ■萩諸島

■面積/2.48㎢

スイカの産地として有名な島。県内生産量の約半分を占めており、「萩スイカ」のブランドで県外へも出荷されている。

5.角島(つのじま)

■下関市 ■面積/3.96㎢

鼓形をしたなだらかな丘陵の島。「角島大橋」や「角島灯台」をはじめ、海水浴、キャンプ、遊漁など、観光客が多く訪れている。

写真提供/山口県

6.蓋井島(ふたおいじま)

■下関市 ■響灘諸島

■面積/2.32㎢

島の周囲は荒波に侵食された岩場で洞窟もある。集落から延びる「やまどりの散歩道」を進むと、明治時代建造の「蓋井島灯台」がある。

写真提供/山口県

7.六連島(むつれじま)

■下関市 ■響灘諸島

■面積/0.69㎢

島内には海上自衛隊の施設や、明治4年に初点灯した「六連島灯台」などがある。アルコールに漬けた瓶詰ウニの発祥地としても知られる。

<Tips>縁起が良いハート型の島「祝島」

写真提供/山口県

山口県南東部・上関町に浮かぶ「祝島」は、上空から見るとハートの型をしている小島。「祝島」 という名前も合わせ、縁起が良いスポットとして近年注目を集めている。古来は行き交う船の航海の安全を守る、「神の島」として崇められてきたといい、「万葉集」にも「伊波比島」として登場している。

魅力と個性あふれる山口県の島へ行ってみよう。

山口県にはのどかな島時間が流れる魅力的な島がいっぱい。 実際に足を運び、瀬戸内・日本海では異なる特色を持つ気候風土や、島に住む人の営み・文化などに触れながら、山口県の島ならではのLiving with Natureを体感しよう。

橋が架かり自動車で気軽に渡れる離島もあるが、フェリーや定期船などでしか渡ることができない離島も多いので、 帰りの便の出航時間をあらかじめ確認して行動予定を立てよう。また、地元の人たちの生活区域であるため、街などを散策する際にはくれぐれもマナーを守って歩くことも大切。さらに、飲食店や商店、自動販売機のない島もあるので、飲食物を持参する際には事前に購入しておくことも忘れずに。

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