SETOUCHI MINKA

行ってみたい!美しい愛媛県の島。

今、国内外から熱い注目を集めるエリア「瀬戸内海」。日本でも屈指の美しさを誇るロケーションを彩るのは、約700以上もの個性豊かな島々。そこには数多くの観光スポットが存在するとともに、島に住まう人たちの穏やかな暮らしと文化が根付いている。人々が暮らす愛媛県の多彩な島々を紹介。

<取材・文/鎌田 剛史>

この記事を書いたのは…
瀬戸内民家シリーズの雑誌表紙

瀬戸内海沿岸の岡山・広島・山口・香川・愛媛・兵庫各県で家づくりを手掛ける腕利き工務店の情報に加え、瀬戸内の自然や気候風土、歴史、文化といった、瀬戸内で暮らす魅力を発信しています。さらに詳しく>

瀬戸内海に浮かぶ愛媛県の有人島30

愛媛県には約270の島々が点在。瀬戸内海では、サイクリスト憧れの地「しまなみ海道」沿線の島々をはじめ、25の島で構成する上島町、松山市沖に浮かぶ30以上の離島群の忽那諸島など、それぞれが詩情豊かな多島美を織り成している。瀬戸内の有人島は30あり、温暖な気候特性からミカンやレモンなどのかんきつ栽培が盛んな島が多い。

1.青島(あおしま)

■大洲市 ■面積/0.49㎢

夏目漱石の小説「坊っちゃん」にも登場し、近年は「猫の島」としても有名。猫好きのほか、釣りや潮干狩りを目当てに観光客が訪れている。

写真提供/愛媛県

2.二神島(ふたがみじま)

■松山市 ■忽那諸島

■面積/2.13㎢

忽那諸島の南西端にある島。雄大な自然や、古くから伝わる文化がそのまま残され、ビャクシンの自生地や神社仏閣など見所が豊富。

写真提供/愛媛県

3.津和地島(つわじしま)

■松山市 ■忽那諸島

■面積/2.85㎢

忽那諸島西端にある島。江戸時代には参勤交代に向かう諸大名を接待する松山藩のお茶屋が港にあった。柑橘類やタマネギの栽培が盛ん。

写真提供/愛媛県

4.怒和島(ぬわじま)

■松山市 ■忽那諸島

■面積/4.75㎢

レモン・タマネギの栽培や、鯛の一本釣りなど、農業・漁業ともに盛んな島。県内屈指の釣りスポットとして知られ、多くの釣り人が訪れる。

写真提供/愛媛県

5.中島(なかじま)

■松山市 ■忽那諸島

面積/21.27㎢

忽那諸島で最大の面積を持ち、全国有数の果樹栽培生産量を誇る。毎年8月には姫が浜ビーチで大規模なトライアスロン大会が開催される。

写真提供/愛媛県

6.釣島(つるしま)

■松山市 ■忽那諸島

■面積/0.36㎢

山の傾斜地には、伊予柑やレモンの畑が広がっており、島の周囲はタコの好漁場として知られる。県内最古の灯台「釣島灯台」がある。

写真提供/愛媛県

7.興居島(ごごしま)

■松山市 ■面積/8.4㎢

歴史ある神社仏閣のほか、伊予小富士をはじめとする山々や入り組んだ海岸線など魅力が満載。絶景を望みながら散策を楽しめる。

写真提供/愛媛県

8.睦月島(むづきじま)

■松山市 ■忽那諸島

■面積/3.81㎢

懐かしい雰囲気あふれる町の路地や、東西にある2つの山を8の字に回る「睦月スカイライン」など、島歩きを満喫できるスポットが豊富。

写真提供/愛媛県

9.野忽那島(のぐつなじま)

■松山市 ■忽那諸島

■面積/0.92㎢

島北側にある皿山の山頂からは、瀬戸内海の大パノラマを一望。「丸山古墳」などの文化財も点在。夏には大勢の海水浴客でにぎわう。

写真提供/愛媛県

10.安居島(あいじま)

■松山市 ■忽那諸島

■面積/0.92㎢

かつては潮待ち・風待ちの港として多くの船が寄港する島だった。海藻や魚介類が豊富に採れ、豊かな自然とのんびりした空気感に癒やされる。

写真提供/きないやせきぜん

11.岡村島(おかむらじま)

■今治市 ■関前諸島

■面積/3.17㎢

平家伝説の残る古墳や文化財など見所が多く、懐かしい風景に出会える。潮風を浴びながら自転車で海岸線を駆け抜ければ気分爽快。

写真提供/きないやせきぜん

12.小大下島(こおげしま)

■今治市 ■関前諸島

■面積/0.9㎢

かつて石灰岩の採掘で栄えた島。現在もレンガ造りの煙突や倉庫、石窯跡などの遺構が点在しており、往時の姿を今に伝えている。

写真提供/きないやせきぜん

13.大下島(おおげしま)

■今治市 ■関前諸島

■面積/1.75㎢

みかんなど柑橘類栽培が盛んな島。明治時代に築造された「大下島灯台」「アゴノ鼻灯台」のほか、「海賊の洞穴」と呼ばれる洞窟が見所。

写真提供/今治市

14.来島(くるしま)

■今治市 ■来島群島

■面積/0.04㎢

船の難所として知られる来島海峡に浮かぶ小島。かつては来島村上水軍が拠点の城を構えた島で、石垣や古井戸などの遺構が今も残っている。

写真提供/今治市

15.小島(おしま)

■今治市 ■来島群島

■面積/0.5㎢

日清戦争時に大日本帝国が海岸要塞とした島。砲台や兵舎、火薬庫などが当時の姿のまま現存しており、遺跡を巡る遊歩道が整備されている。

16.津島(つしま)

■今治市 ■越智諸島

■面積/1.49㎢

柑橘類の栽培を中心とした農業の島。過疎化が進み島内は静寂に包まれている。島の西端に設置された灯台が海上交通の安全を見守る。

写真提供/愛媛県観光物産協会

17.馬島(うましま)

■今治市 ■来島群島

■面積/0.5㎢

「しまなみ海道」の橋脚の島で、エレベーターで上陸する。橋と海が織りなすダイナミックな景色を望める絶好のサイクリングスポット。

写真提供/愛媛県観光物産協会

18.大島(おおしま)

■今治市 ■面積/41.87㎢

「しまなみ海道」の今治市側から最初に通る島。東京タワーとほぼ同じ高さの「亀老山展望公園」からは「来島海峡大橋」を一望できる。

19.比岐島(ひきじま)

■今治市 ■来島群島

■面積/0.3㎢

燧灘に浮かぶ小さな島。住民はほとんどおらず、水は井戸で、電気は自家発電でまかなっており、定期船も運行されていない。

写真提供/愛媛県観光物産協会

20.大三島(おおみしま)

■今治市 ■面積/64.53㎢

愛媛では面積が一番大きい島で、県内最古の神社「大山祇神社」のある「神の島」として知られる。「しまなみ海道」沿いでも指折りの観光拠点。

写真提供/今治市

21.鵜島(うしま)

■今治市 ■越智諸島

■面積/0.76㎢

瀬戸内海のほぼ中央に位置する。小さな島なのでウォーキングにも最適。ゆっくりと流れる島の時間と穏やかな風景に、身も心も癒やされる。

写真提供/今治市

22.伯方島(はかたじま)

■今治市 ■面積/20.93㎢

食卓でお馴染み「伯方の塩」の発祥地。桜の名所の開山をはじめ見所がいっぱい。道の駅の塩ラーメン・塩ソフトクリームはぜひ食したい。

写真提供/上島町

23.赤穂根島(あかほねじま)

■上島町 ■上島諸島

■面積/2.09㎢

過疎化が進み、現在では常住する人はおらず、放し飼いにされている牛や農園の世話に時折人が訪れる程度。

写真提供/上島町

24.岩城島(いわぎじま)

■上島町 ■上島諸島

■面積/8.95㎢

レモン栽培や造船が基幹産業。春は積善山の桜、夏は海水浴、秋は美味しい食べ物、冬は柑橘と、一年を通じて自然の恵みを満喫できる島。

写真提供/上島町

25.生名島(いきなじま)

■上島町 ■上島諸島

■面積/3.67㎢

島の原風景が残る美しい海岸や、運動公園、オートキャンプ場などの施設が充実。アウトドアやスポーツの合宿に訪れる人が多い。

写真提供/上島町

26.佐島(さしま)

■上島町 ■上島諸島

■面積/2.68㎢

町の路地や港周辺のノスタルジックな風景に癒やされる。徒歩でも自転車でも気軽に周遊できる広さで、島ならではの魅力を存分に味わえる。

写真提供/上島町

27.弓削島(ゆげじま)

■上島町 ■上島諸島

■面積/8.68㎢

昔は造船業が盛んだったが、現在は農林業と漁業が中心。情緒ある古い町並みや美しい海岸など見所が多く、サイクリストも多く訪れている。

写真提供/上島町

28.高井神島(たかいかみじま)

■上島町 ■魚島群島

■面積/1.34㎢

大正時代製の白亜の灯台がシンボル。近年はアート振興に力を入れており、たくさんのイラストが描かれた民家などが観光スポットになっている。

写真提供/上島町

29.魚島(うおしま)

■上島町 ■魚島群島

■面積/1.36㎢

その名のごとく漁業が盛んな島。漁港に所狭しと並べられたタコ壷や、冬の風物詩でもある「デベラ干し」の光景が、訪れる人たちの目を楽しませている。

写真提供/愛媛県観光物産協会

30.新居大島(にいおおしま)

■新居浜市 ■面積/2.14㎢

島内を1周する全長約9kmのサイクリングコースが整備されており、穏やかな瀬戸内海を眺めながらのんびりライドが楽しめると人気。

宇和海に浮かぶ愛媛県の有人島6

佐田岬の南側、豊後水道に接する愛媛県側の海が宇和海。複雑に入り組んだリアス式海岸や、沿岸部に広がる段々畑など、瀬戸内海とはまた違った美しさを持つ。奥には宇和島湾があり、個性的な輝きを放つ島々が浮かぶ。

写真提供/愛媛県観光物産協会

1.八幡浜大島(やわたはまおおしま)

■八幡浜市 ■宇和海諸島

■面積/0.75㎢

八幡浜市唯一の有人島で、大小5つの島を総称して大島と呼ぶ。懐かしい漁村風景が残り、ゆったりとした島時間を満喫できる。

写真提供/宇和島市観光物産協会

2.九島(くしま)

■宇和島市 ■面積/3.37 ㎢

宇和島港の西に浮かぶ自然豊かな島。「九島大橋」で本土と結ばれている。元々のろし台があった場所の「遠見場(とんば)」からの眺めは◎。

写真提供/宇和島市観光物産協会

3.嘉島(かしま)

■宇和島市 ■宇和海諸島

■面積/0.3 ㎢

豊かな自然が残る小さな島。島の基幹産業は漁業で、かつてはイワシ漁が盛んだったが、現在はハマチの養殖が中心に行われている。

写真提供/宇和島市観光物産協会

4.戸島(とじま)

■宇和島市 ■宇和海諸島 

■面積/2.75 ㎢

キリシタン大名の一条兼定が長宗我部氏との戦に敗れ、この島に逃げ落ちたとされる。住民には一条様と崇敬され、島内の寺に墓がある。

写真提供/宇和島市観光物産協会

5.日振島(ひぶりじま)

■宇和島市 ■宇和海諸島

■面積/3.74 ㎢

エメラルド色に輝くビーチでの海水浴や、釣りのメッカとして大勢の観光客が訪れている。奇岩・巨岩が織りなすダイナミックな景観も絶品。

写真提供/宇和島市観光物産協会

6.竹ヶ島(たけがしま)

■宇和島市 ■宇和海諸島

■面積/0.51 ㎢

津島港から西の沖合いに浮かぶ小島。周辺は好漁場に恵まれ、磯釣りや船釣りに最適。スキューバダイビングのスポットとしても知られる。

<Tips>船の航行規則「順中逆西」とは。

今治市とその沖にある「大島」との間を隔てる「来島海峡」は、日本三大強潮流として知られている。1日約700隻の船舶が航行する海峡部には多くの島々が散在し、船舶が通航する水路は非常に狭く屈曲している。そのため、船舶の安全を守る独自の海上交通ルール「順中逆西」が定められている。船舶は通常右側通行だが、来島海峡では、潮の流れる向きによって、右側通行になったり、左側通行になったりするというもの。潮流の方向が北向きの場合は通常通り右側通行、南向きの場合は左側を通る形になる。

魅力と個性あふれる愛媛県の島へ行ってみよう。

愛媛県にはのどかな島時間が流れる魅力的な島がいっぱい。 実際に足を運び、瀬戸内海・宇和海では異なる特色を持つ気候風土や、島に住む人の営み・文化などに触れながら、愛媛県の島ならではのLiving with Natureを体感しよう。

橋が架かり自動車で気軽に渡れる離島もあるが、フェリーや定期船などでしか渡ることができない離島がほとんどなので、 帰りの便の出航時間をあらかじめ確認して行動予定を立てよう。また、地元の人たちの生活区域であるため、街などを散策する際にはくれぐれもマナーを守って歩くことも大切。さらに、飲食店や商店、自動販売機のない島もあるので、飲食物を持参する際には事前に購入しておくことも忘れずに。

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