SETOUCHI MINKA

霊峰・石鎚山の伏流水から醸し出す極上の酒。愛媛県の酒蔵・銘酒名鑑。

瀬戸内地域で造られる日本酒は「全国新酒鑑評会」などで金賞を獲得する銘柄も多く、そのレベルの高さには定評がある。瀬戸内の豊かな自然に育まれた海の幸・山の幸にも合う繊細な味わいが特徴で、理想の食中酒と評される銘柄も少なくない。そんな瀬戸内地域の中でも有数の酒どころとして名高い愛媛県で醸し出される銘酒の数々と、各地の杜氏たちが培ってきた技と心意気を頑なに守りながら、独自の創意工夫と素材へのこだわり、現代技術との融合など、美味い酒造りへの探求に情熱を注ぐ老舗の酒蔵を紹介。

この記事を書いたのは…
お洒落な平屋の外観

瀬戸内海沿岸の岡山・広島・山口・香川・愛媛・兵庫各県で家づくりを手掛ける腕利き工務店の情報に加え、瀬戸内の自然や気候風土、歴史、文化といった、瀬戸内で暮らす魅力を発信しています。さらに詳しく>

愛媛の美味い酒を育む四国山地の伏流水と海の幸。

愛媛県は越智郡杜氏や伊方杜氏をはじめとする全国トップレベルの技術を誇る蔵元が多い酒どころだ。古より酒造りの伝統と技術が受け継がれ、県内には現在も30以上の蔵元が存在。そのほとんどが小規模の蔵元だが、昔ながらの伝統を頑なに守りながら丹念に酒を醸し続けている。

「石鎚山」をはじめとする四国山地から湧き出る名水「うちぬき」などの豊富な伏流水で醸した愛媛の酒は、まろやかで奥行きのある味わい。愛媛県に面する瀬戸内海、宇和海から獲れる四季を通じた海の幸も、良質で美味い愛媛の酒を育んできた。

愛媛県の老舗酒蔵・銘酒 8選。

<1872年創業> 梅錦山川 株式会社

梅錦(うめにしき)

法皇山系の豊かな伏流水を使用した酒造りは「人間の感性」を大切にしている。酒造りのノウハウを生かし、クラフトビール製造も行っている。

四国中央市金田町金川14
0896-58-1211
https://www.umenishiki.com
酒蔵見学可能(要予約)

<1877年創業> 成龍酒造 株式会社

伊予賀儀屋(いよかぎや)

「酒は料理の脇役であれ」をモットーに、多彩な食事を引き立てる酒造り。石鎚山からの伏流水と地元の米を用い、優しさを感じる酒に仕上げている。

西条市周布1301-1
0898-68-8566
https://www.seiryosyuzo.com
酒蔵見学可能(要予約)

<1915年創業> 雪雀酒造 株式会社

雪雀(ゆきすずめ)

「品質第一のうまい酒」が信条。厳選した原材料と中硬水の仕込み水、杜氏の技が一体となり、思わず「旨い」とうならせる本流の日本酒を目指している。

松山市柳原123
089-992-0025
https://yukisuzume.com
酒蔵見学可能(14日前までに要予約、詳細はHPを)

<1895年創業> 水口酒造 株式会社

仁喜多津(にきたつ)

道後温泉とともに育ち親しまれてきた蔵元。長年培ってきた酒造りの技を生かし、「道後ビール」の醸造のほか、エール、クラフトジンなども手掛けている。

松山市道後喜多町3-23
089-924-6616
https://www.dogobeer.co.jp
酒蔵見学可能(要予約)

<1895年創業> 島田酒造 株式会社

小冨士(こふじ)

華やかさは求めず、存在感はあるが出過ぎない、瀬戸内の幸の旨さを十分に引き立てる名脇役となる「深い辛口酒」一筋に歩み続けている。

東温市志津川1445
089-964-2111

<1920年創業> 酒六酒造 株式会社

京ひな(きょうひな)

地元農家が作る酒米と小田深山渓谷から小田川に続く豊かな水の恵みを生かし、手造りにこだわる。昔ながらの酒造りを創業当時の木造蔵で行っている。

喜多郡内子町内子3279-1
0893-44-3054
http://www.sakaroku-syuzo.co.jp

<1916年創業> 梅美人酒造 株式会社

梅美人(うめびじん)

水は出石山の麓の雨が地中深く染み込んだ地下水を使用。洗練された伝統の技を受け継ぐ蔵元杜氏が、米一粒一粒に愛情を込めて醸している。

八幡浜市1557-2
0894-22-0312
https://umebijin.com
酒蔵見学可能(要予約)

<江戸時代創業> 株式会社 元見屋酒店

開明(かいめい)

江戸末期の面影を残す宇和町卯之町にある蔵元。伝統の味を受け継ぎ、伊方杜氏が日々厳しい目で酒造りと向き合っている。

西予市宇和町卯之町3-88
0894-62-0036
http://www.motomiya.jp
見学可能(江戸時代の帳場、蔵見学は不可)

<Tips>四国の屋根・石鎚山系の清らかな水で醸す酒。「うちぬき」が湧き出る名水の都・西条市。

霊峰・石鎚山に抱かれた愛媛県西条市をはじめとする東予地域は、昔から酒造りが盛ん。酒の製造に欠かせない清らかな水も、石鎚山系から湧き出る伏流水に恵まれており、まさに酒造りに最適な地域といえる。西条市では、地下にパイプを15~30mほど打ち込むと良質な水が吹き出すことから「うちぬき」と呼ばれており、市内には湧き出るスポットが2,000ヵ所以上もある。まろやかな口当たりの「うちぬき」は、1995年に「おいしい水」全国大会で日本一に輝いた。

酒の肴にもバッチリな愛媛県の郷土料理「鯛めし」「宇和島かまぼこ」についての記事はこちら

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