白壁の町並みが残る風情ある倉敷市。その中心部から少し離れた丘の上に開かれた住宅団地の一角にKさま邸は構えられた。東の斜面には木々や雑草が蒼蒼としていたが、それを整えることで視界が一気に開け、見事な高台の眺望が得られた。プランにはもちろんこの眺望が最大に生かされることとなり、長い東面いっぱいに大きな窓を設けた、開放感あふれるLDKがつくられた。玄関を入り、リビング扉を開けた途端、目線の先に広々とした空と田んぼの風景が飛び込んでくる演出は、この家の一つのハイライトとなっている。リビングでくつろぐ時はもちろん、キッチンで料理する時やお風呂に入る時も自然との繋がりを感じられるよう、窓の設計がなされた。とりわけ奥さまは、住まいに対してたくさんのかなえたいイメージを持っていたそう。想いを共有したスタッフと何度もLINEでやりとりし、例えば軒天の木の色の濃淡や、可動棚の金具の質感までこだわりを持って決めていったという。機能面では浴室から広いサンルーム、洗面室、4人分のロッカーを造り付けたファミリークローゼットを一直線に配置し、忙しくてもすっきりとした室内をいつまでも保つことができる。新居の完成とともにお子さまも産まれ、光と風の通る心地よい住まいで、新しい家族の暮らしがスタートした。窓から望むこの悠然とした景色に、四季の移り変わりを身近に感じながら情緒豊かに成長していくことだろう。
建築実例データ | |
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私たちは、お客さまとスタッフみんなで愉しく、一棟一棟大切に想いを育んでいきたいと考えています。後悔しないためにも、言いたいことを言い合える、そんな信頼できる家づくりを行い、ご家族皆さまがずっと笑顔で愉しく過ごせることを願っています。
代表取締役 浜田 育代