晴天の昼下がり、鳥のさえずりや小川のせせらぎを感じながら、室内では心地よい風と共に静かな時間が流れていく。Tさんの家は開放感と素材を重視した平屋づくりだ。黒と白を基調にした外観、室内のダークカラーを施したアカマツの床と珪藻土の白い壁は住む人にしっくりなじみ、落ち着きをつくる。2年前、Tさんご夫婦はご主人の実家近くにマイホームを計画。その際、花粉症やハウスダストアレルギー対策もできるよう、木などの自然素材をふんだんに使った健康住宅がいいのではと話し合った。いろいろな会社に資料請求をしたが、なかなか絞り込めず。紹介された数社のうち、「坂本建設工業」の展示場「郷の家」へ足を運ぶことに。和モダンの家はまさにご主人の思い描く家であり、何より「本物の木の香り」に衝撃を受けた。さらに社長のこだわりや熱い想いに「この人を信用してお任せしたい」と決断したそうだ。時代に流されない家にしたいというご要望のもと、室内は和の趣が落ち着くシックで大人の色合いに。壁は消臭・吸湿効果のある珪藻土を使用。床や天井の梁も無垢材で、玄関を開ければ木の香りが漂う。家族が自然に集まるダイニングを中心にキッチンとリビングをひとつの空間に、さらに天井を高めに設置することで開放感をつくり出している。また収納にもこだわり、家族で使うクローゼットルームやたっぷりの収納棚付き家族用玄関を設け、物を出さないよう工夫。スッキリとした空間が出来上がった。以前は奥さまは雑貨などで部屋を飾っていたが、この家で暮らし始めてから「家さえ良ければ、飾りはいらない」と考えるようになり、雑貨を買うよりも収納と掃除に重点を置くようになった。また広いキッチンを中心とした動きやすい家事動線に、毎日の家事が本当に楽しくて仕方ないのだと言う。奥さまだけでなく、ご主人や子どもたちも快適な空間でリラックスできるので、自然に早起きするようになり、家族で家で過ごす時間を大切にしているそうだ。Tさんは家を建てた友人の意見も参考にしながら、思いついたことや心配事は担当者に逐一メールなどでやりとり。そうすることで後悔のない家づくりができたと、心から幸せそうな笑顔で語ってくれた。
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365日昼も夜も太陽の光で暮らす家。自給率100%を目指した「S-Smart2020―電気を買わない暮らし」を実現した住宅。弊社は住まい手の心を深い安らぎと快適さで包む自然素材を使用しております。先人の知恵と最新技術を融合させた心地の良い住まいをご提案しています。
代表取締役 坂本 崇祥