愛　媛

シックな外と、ナチュラルテイストな内。

青い空に、屋根と外壁の鈍色がよく映えている。近づいてみると、軒天には明るい色の木材が使用されており、ぱっと明るい雰囲気に変わる。シックな一面と、明るいナチュラルな一面。このデザインの二面性こそが、Kさま邸の魅力のひとつだ。さらにこのナチュラルを担う木材は、「鳥生工務店」こだわりの県産木材だ。玄関ドアは、ストーン調の外壁とマッチした、シックなグレー。中に入ると、ぱっと明るい柔らかな印象の白い玄関ホール。ニッチも設えてあり、何を置くかは気分次第。奥の部屋へと続く扉はダークブラウンで、締め色として空間をまとめ上げている。LDKも同じく、白とブラウンの統一感ある空間だ。天井と壁には白いクロス、床材は白に近い明るい木が使われている。キッチン横の目隠しにもなる幅広の柱にはインターホンが確認できるほか、雑誌を飾るラックも付いており、快適かつ彩ある生活が目に浮かぶ。暖色系の照明に照らされる、モダンな和室。ふちの無い模様があしらわれた畳に、スライドドアが、見事な和洋折衷を生み出している。このスライドドアを開放すればもうひとつの和室とつながり、広々とした大きな一室となる。用途に合わせて和室の広さを変えられるのは、生活スタイルにマッチしたうれしいポイントだ。