山際の変形地という敷地の個性を生かした、コの字に中庭を囲む平屋。南面は人目がないためカーテンは必要なく、開け放した窓から日なたの庭と山の緑が見える。美しいアールの造形が目を引くキッチンは、Fさまが旅先のカフェで見つけて惚れ込んだ家具工房「KITA WORKS」の手によるもの。ヴィンテージの家具や照明に関心を持つご夫婦は「プランも定まらないうちから、とにかく好きなものをバラバラに買い集めていました」というが、それら全てが空間の中でうまく魅力を引き立てられ、しっくりと納まっている。思いのままに変遷を繰り返し、最終的に望んだ以上のカタチへと仕上がった。自由なセッションから生まれる奇跡が、これからも暮らしにたくさんの楽しさをもたらしてくれる。
建築実例データ | |
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もっぱら「ロードバイク」。しかも素材は今どきのカーボンじゃなく細い金属フレーム。細いパイプだけで構成されたフレームはこれ以上ないくらいシンプル。しかもその素材やディメンションで全く乗り味が変化するから面白い。こんなもんだからロードバイクがドンドン増えていく。そして、家内の機嫌はドンドン悪くなる・・・
代表取締役 大原 宏一